主人公、東方仗助は空条承太郎と出会います。

なんと、仗助は承太郎の祖父、ジョセフ＝ジョースターの隠し子だったのです。

承太郎は、仗助の身に災厄が起こることを知らされ、彼が住む町にやってきたのでした。

仗助は誰よりも優しいスタンド能力「クレイジーダイヤモンド」を武器に、迫りくる謎の敵と戦います。

仗助達は、日常に潜む大量殺人鬼を追いつめ、その正体に迫っていきます。

自分が生まれ育った町を脅かす存在。殺人鬼が差し向ける敵は、一癖も二癖もある強敵揃いです。

一方の、仗助達も果敢に応戦します。

そして、全てが静止した後、衝撃のラストが待ち受けています。


ジョジョシリーズの第４部です。

見どころは、３部からさらにブラッシュアップされた「スタンド」での戦闘です。

４部では、直接的な攻撃よりも、中・長距離からの攻撃をするスタンドや、特殊な攻撃を繰り出すスタンド、特殊な条件下で発動するスタンドなど、敵側からの攻撃がより熾烈なものとなってきます。

複雑なスタンド攻撃は、見ているこっちが、まるで登場人物になったかのように錯覚してしまいます。

主人公たちが謎のダメージを受ける→スタンド攻撃だ！→でも、どうやって攻撃された？→どこから攻撃された？→どうやって戦えばいい？

といった感じで、登場するキャラと一緒に、敵の能力や発動条件などをストーリー進行に合わせて推理していけます。

見どころは、４部のラスボスとの一騎打ちです。

あらゆるものを吹き飛ばす強力な力を前に、主人公は苦戦を強いられます。

一難去ってまた一難とは、まさにこのことをいうのだなと、一気に読んでしまいました。

ジョジョ４部は、特に追いつめられている描写が素晴らしく、「え、本当に勝てるの？」と疑ってしまうくらい、激しい戦闘が続きます。

私がジョジョ４部で一番好きな名言は、主人公、仗助のセリフです。

「このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ？」

とても読み応えがある作品なので、ぜひぜひ、ご覧になってください。

タイトルがおもしろいコミックはこんなのですヤらないと死んじゃう病(笑)